(※以下は昨年末、別のブログに書いた記事の採録です)
今日、大みそかの早朝に
お風呂に入っていたら
なぜだか「Chemistry」について
考えが浮かんできたので
書いておこうと思います
といっても
J-Popの「ケミストリー」のことでは
ないので
お気をつけください
20年以上も前のこと
ニューヨークで英語を勉強していたころ
「Chemistry=化学」という言葉に
「相性」という意味があることに
気づきました
「オレ、あいつとはどうも話が合わないんだよね」
「それって相性の問題でしょ」
というような場合
"Don't worry, it's just chemistry."
という感じで使われていました
それから20年以上がたち
先日、中学の化学の教科書を
読む機会がありまして
「合金」というものを学びました
ある物質に別の物質を化合させると
元の物質が固くなったり
曲がりやすくなったり
するというのです
これを読んで
人間にもこういうことはあるな~
と、そのとき、思ったのです
私は非常に優柔不断で
判断の遅い人間なのですが
ある友人といっしょだと
ものすごく意志堅固で
判断力のある人格になれるのです
(客観的にどうかは別にして…)
これは私と彼との Chemistry
がいい感じに働いてる
せいではないでしょうか
「私」という元素に
「彼」という別の元素を加えると
「私」の性質が変化して
別の「私」が生まれるのです
これはまあ仕事上の話ですが
恋愛でもしこうした Chemistry が働く
ような相性をもつカップルは幸せですね
「Chemistry=化学」は
あるものとあるものをかけ合わせて
金を創り出そうとした
錬金術から発達したのだと
聞いたことがありますが
もし「人」と「人」をかけ合わせて
かけがえのない別の人格=金
が、できあがるのであれば
これもまた錬金術といえるでしょう
そうなったときには
Chemistry=相性は
Alchemy=錬金術となるのです
宗教や哲学などは
いわばそうした alchemy のための
教科書なのではないか
と大みそかの
早朝のお風呂で
思った次第です
今年ももうおしまい
来年はどんな年になるのやら。